父は現役Bリーガー、延岡学園3年の橋本脩愛がB3福井ブローウィンズのアシスタントマネージャーに就任
「父と試合ができるのが恩返し」
橋本はアシスタントマネージャーからキャリアをスタートさせて、ステップアップを模索する。「何も分からない状態から始まります。マネージャーの磯部美空さんから学ばせていただいて、磯部さんの目線を持てるようになって、信頼してもらえるようになりたい。様々な経験を積んで将来はヘッドコーチという立場で、指導者として日本バスケットボール界を盛り上げたい」 目標とするのは長崎ヴェルカの前田健滋朗コーチだ。指導者の中で初めて話を聞かせてもらい、継続的に相談に乗ってもらっているという。準備を進めるうちに覚悟も固まった。 「『一番大事にしているのはバスケットボールへの愛情』という言葉をいただきました。毎日、その言葉を見て取り組んでいます。刺激を受けましたし、人を動かせるような人になりたいです。明日仕事がなくなるという世界でもあります。失敗ばかりしてしまうこともあると思いますが、そこから学んで一日一日を大切にする。迷惑をかけないのはもちろん、チームに勢いを持ってこられるような存在になりたいです」 親子で同時にプロクラブに所属するのは極めてレアなケースと言える。橋本は「ずっと追いかけてきた存在なので、一緒に試合できることが1番の恩返しになる。同じチームでは緊張するのでやりたくありません」と、父との対戦を心待ちにしている。最短でB1を目指す福井でキャリアを積めば、試合で顔を合わせる日もそう遠くないだろう。スタッフからヘッドコーチへ、橋本は叩き上げとして道を切り拓く。
山根崇
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