九州中央道と国道445号の交通量2割増 山都中島西IC-山都通潤橋ICの開通1カ月後調査 国交省
国土交通省熊本河川国道事務所は、2月11日に開通した九州中央自動車道の山都中島西インターチェンジ(IC、山都町北中島)-山都通潤橋IC(同町城平)の開通1カ月時点での交通状況をまとめた。九州中央道と、並行する国道445号を合わせた交通量が開通前と比べて約2割増えたとした。 同事務所は「沿線地域間の交流促進に寄与している」などと効果を強調。山都町観光協会は「特に宮崎県から熊本市などに向かう人たちの町内への立ち寄りが増えた。周辺自治体と相乗的に交流人口が増加している」とみている。 山都中島西IC-山都通潤橋ICは平日12時間(午前7時~午後7時)で約4700~約5300台が利用。国道445号の交通量は約2300~2500台で、開通前から約6割減少した。 新たに開通した区間の利用で、山都町役場から嘉島ジャンクションの所要時間は、28分から20分に短縮した。(枝村美咲)