写真：終盤に同点ゴールを呼び込んだ三笘

現地時間11月4日から6日にかけて、プレミアリーグ第11節の10試合が行われた。 マウリシオ・ポチェッティーノ監督にとっての古巣対決となった注目のトッテナム vs チェルシーは波乱の展開となった。開始6分、トッテナムはデヤン・クルセフスキのゴールで先制したが、33分にクリスティアン・ロメロがペナルティーエリア内でのラフプレーで一発退場に。これで得たPKをコール・パーマーが決めてチェルシーが同点に追いつく。後半に入り55分にはデスティニー・ウドジェが2枚目のイエローカードで退場となり、トッテナムは2人少ない状況に。それでも耐え続けたが、終盤にニコラス・ジャクソンがハットトリックを達成し、チェルシーが4－1で勝利を収めた。 【トッテナム vs チェルシー】試合ハイライト 23/24シーズン プレミアリーグ 第11節 ホームにボーンマスを迎えたマンチェスター・シティは、30分にジェレミ・ドクのゴールで先制すると、33分にベルナルド・シウヴァ、37分にはドクのシュートがマヌエル・アカンジに当たってコースが変わり、立て続けに2点を追加。後半に入っても攻撃の手を緩めずに3点を追加し、相手の反撃を1点に抑えて6－1と快勝。トッテナムが敗れたことにより首位に立った。 冨安健洋が左サイドバックで先発出場したアーセナルはアウェーでニューカッスルと対戦。スコアレスで迎えた64分、アントニー・ゴードンがこぼれ球を押し込んでニューカッスルが先制したのだが、この場面では3つの事象についてVARのチェックが入り、いずれも微妙なプレーながらすべて問題なしとジャッジされた。結局これが決勝点となりニューカッスルが1－0で勝利。アーセナルはリーグ戦初黒星を喫した。 ブライトンはアウェーでエヴァートンと対戦。三笘薫は左サイドMFで先発出場した。開始7分、ビタリー・マイコレンコが自身のシュートのこぼれ球を押し込みエヴァートンが先制。以降はブライトンがボールを保持しながらゴールを奪えず、膠着状態が続いたものの、84分に三笘のクロスがオウンゴールを誘発し、ブライトンが同点に追いつく。その後スコアは動かず1－1のドローに終わった。 フラム vs マンチェスター・ユナイテッドの一戦は、スコアレスで後半アディショナルタイムを迎えた直後、ブルーノ・フェルナンデスが見事な個人技からミドルシュートをねじ込み、これが決勝点となってマンチェスター・ユナイテッドが勝利を収めた。 ルートン・タウン vs リヴァプールの一戦は、スコアレスで迎えた80分にカウンターからタヒス・チョンがゴールを決めてルートン・タウンが先制。その後のリヴァプールの猛攻をしのぎつつ逃げ切りを図ったが、途中出場のルイス・ディアス起死回生の同点ゴールを奪い、1－1の引き分けに終わった。リヴァプールの遠藤航はベンチ入りしたものの、出場機会は訪れなかった。 ブレントフォードはウェストハムとの点の取り合いを制し、3－2で勝利。クリスタルパレスはバーンリーとのアウェーゲームを2－0で制した。シェフィールド・ユナイテッドは1－1で迎えた後半アディショナルタイムにオリヴァー・ノーウッドがPKを決め、うれしい今シーズン初勝利を挙げた。ノッティンガム・フォレストは前半と後半の立ち上がりに1点ずつを奪い、アストンヴィラに2－0で勝利を収めている。 ◉プレミアリーグ 第11節 結果 フラム 0－1 マンチェスター・ユナイテッド ブレントフォ－ド 3－2 ウェストハム バーンリー 0－2 クリスタルパレス エヴァートン 1－1 ブライトン マンチェスター・シティ 6－1 ボーンマス シェフィールド・ユナイテッド 2－1 ウルヴス ニューカッスル 1－0 アーセナル ノッティンガム・フォレスト 2－0 アストンヴィラ ルートン・タウン 1－1 リヴァプール トッテナム 1－4 チェルシー