再建進む首里城 玉座飾る「内法額木」「御差床龍柱」が搬入
沖縄テレビ
再建が進む首里城正殿2階の御差床(うさすか)に飾られる2つの木彫刻が、9月17日に搬入されました。 17日に首里城の木材倉庫に運ばれたのは、国王の玉座がある正殿2階、御差床の奥に取り付けられる「内法額木(うちのりがくぎ)」と玉座の前に据えられる「御差床龍柱(うさすかりゅうちゅう)」です。首里城復興基金を活用して沖縄県内で製作され、職人の巧みな手仕事で、龍の表情やうろこの1枚1枚が丁寧に彫られています。 ▽内法額木を彫った下村高男さん: 「(胴体が)急激に曲がっているものですから、うろこの大きさを調整するのに苦労した」 ▽阿形の龍柱を彫った儀保克幸さん: 「口をがっと開けている雰囲気だったり魔を払えるような力を出せるように頑張っていました」 搬入された2つの木彫刻は再建工事が進められる素屋根内で塗装された後、2025年末に設置される予定です。
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