「男は運転できて当然」って風潮、苦しくないですか?
我が家の場合は、私が講習を受け、運転スキルを再取得していくさまを見て、車にも車のある生活にも無関心のように見えた夫が、同じ講習を受け、同じようにスキルを再取得した。かくして、私たちペーパードライバー夫婦は、お互い補い合い、半分ずつ運転をしながら、今は少しずつ走行距離を伸ばし、行動範囲を広げているところだ。 ここまで全4回、ペーパードライバーを脱するまでの道のりをお伝えした。運転スキルを取得する目的であった「都心から首都高を使って房総半島」ルートは、すでに10往復以上している。 それでもまだまだ苦手なことはたくさんあるし、こっそり告白すると、すでに角を軽く擦っている。それでも40代から運転スキルの再習得は、夫婦でかかった費用、時間、大変さと、楽しさ、得たものなどを天秤にかけても、間違いなく「やって良かったこと」だったと言える。 この記事が、運転を長い間躊躇(ちゅうちょ)している、ペーパードライバーのあなたに届くことを願います。また続編でお会いできますように。 過去記事はこちら ●第1回『都心の40代女性が20年ぶりに車を運転「ペーパードライバー講習」を受けたら世界が変わった!』 ●第2回『40代のペーパードライバーが「怖い」「勇気が出ない」と語る要注意スポットとは?』 ●第3回『「僕、テスラだけ運転できるんだよね」セレブ自慢かと思ったら全然違ってた』
高野美穂