<春再び・センバツ2021東海大相模>選手紹介/7止 /神奈川
◇投手経験、打撃に生かす 柴田疾選手(2年) 右投げ右打ち 180センチ85キロ チームが掲げる「アグレッシブベースボール」の中核を担う、主力打者だ。前チームに比べ長打力に課題があった打線で「軸が欲しかった」という門馬敬治監督が、新チームの4番に抜てきした。 昨夏までは主に投手としてプレーしていた。主軸として臨んだ秋の公式戦では、「結果を残さないと」と気持ちが先走ることもあった。「打てると思ったら当てにいくのでなく、フルスイング」。そう自分で決めて県大会準決勝と決勝で2試合連続ホームランの活躍を見せた。 投手としての経験が、打撃でも生きている。打席で「自分がマウンドにいたらどう投げるか」と考え、配球を読んでいるという。初球から積極的に振っていくバッティングもそうだ。「初球から打ってくるバッターは投げづらい」と感じていた経験を基にしている。 秋の公式戦は4割7分1厘の成績を残した。センバツの舞台を目前に、今では「4番としての自信、自覚が出てきた」と話す。自身にとって初となる甲子園のグラウンドに向け、「つないでもらったチャンスで一本を出す」と力強く活躍を誓う。【宮島麻実】=おわり