神戸大非公認サークルの悪乗りが大騒動に 大学の管理・社会の寛容さどこまで? 宇佐美典也氏「(学生のうちに)炎上してよかった」
■大炎上を経験したTehu氏「ネットを断って、リアルな友達とゆっくり時間を過ごして」
ネットでは「関係者は全員退学が当然」「あほな迷惑行為をする暇がないくらい学問を教えるべき」「勉強はできるのだろうが心が育ってない」などの厳しい声が挙がっている。石原氏は「ヒステリックな反応だと思う。刑事事件として立件されていないし、旅館側もする気はないわけだ。あくまで民事レベルで賠償金をどうするのかという話が進んでいる」と述べた。
社会の許容について、元経産省キャリア官僚で制度アナリストの宇佐美典也氏は「若気の至りみたいな失敗はみんなたくさんあるが、この件はかわいげがない。“俺たちは悪いことをしている”みたいなノリがあるわけだ。これまでも繰り返しそういう行動をしていて、学生間の同調圧力の中では止められないので、大学がビシッと示す責任はある。社会人になる前に止めてくれた社会に感謝すべきだし、炎上して良かったと思う」との見方を示す。
石原氏は大学側の処分を待つべきだとし、「今回の合宿にいたのは62人だったが、卒業生も含めたらずいぶんいるだろう。ただ調査は、いろいろな関与のレベルがあるし、やはり学生の人権も配慮した形で進められるべきだ。時間はかかるので、調査が終わるまで社会は見守るという態度が必要だし、罰則も神戸大学が前例に照らして自主的に、冷静に判断することが望ましいと思う」と述べた。 宇佐美氏は、過去にTehu氏が炎上したことを引き合いに、「青木大和くんという子と昔大炎上したが、周りにサポートしてくれる人が残って、2人とも大成した。炎上している人にとって、この瞬間は超地獄かもしれないが、長期的に見たら良いことが起きていると思う」と前向きに捉える。 Tehu氏は「炎上した時は1カ月家に引きこもって、ネット断ちをした。もしこれを見ていたら、今すぐに携帯を止めて、リアルな友達とゆっくり時間を過ごしてほしい」とアドバイスを送った。(『ABEMA Prime』より)