海人が「ヒジで来たらヒジ、蹴りで来たら蹴り、パンチで来たらパンチ」と相手の土俵に乗ったうえでの勝利を約束【SB】
シュートボクシング(SB)の2024年第1弾大会となる「SHOOT BOXING 2024 act.1」(2月10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が2月9日、都内で開催された。 メインイベントで戦うSB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)は69.8kg、元ONEムエタイ世界フェザー級王者のペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)は70.0kgでそれぞれ規定体重をクリアした。 海人は昨年8月にオランダで開催された「GLORY 87」でティジャニ・ベスタティの持つGLORY王座に挑戦するも判定負け。再起戦となった11月の「SHOOT BOXING 2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-」ではマサロ・グランダーを、緊急参戦となった12月の「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」ではジェームズ・コンデをともに1RKOで下し完全復活を果たした。 2024年は再びベスタティにたどり着くために「とにかく強豪との対戦を」と熱望する海人。ペットモラコットはルンピニースタジアムでミニフライ級とスーパーフェザー級の2階級を制覇し、2018年から参戦したONE Championshipではジョルジオ・ペトロシアンと2度対戦。2020年にポンシリ・PK センチャイムエタイジムを破りフェザー級ムエタイ世界王座を獲得すると3度防衛に成功するなど、実績と実力については申し分のない相手。
今回は「ヒジあり」というペットモラコットの土俵といっても過言ではない試合。海人は昨年末に行われたカード発表会見では「ペットモラコット選手が得意としている部分で圧倒できるようにしたい」と語っていたのだが、この日の計量後に行われた会見でも「ヒジで来たらヒジで行くし、蹴りで来たら蹴りで行くし、パンチで来たらパンチで行く。相手のやりたいこと、それに乗って打ち勝ってやろうと思っている。どうなるのか僕自身が楽しみにしている」とあえて相手の得意な場面での勝負も辞さずの姿勢は崩さず。そして「シュートボクシングのリングだし、シュートボクサーだが、投げと絞めは全く使わず勝ちたいと思っている」とも語った。 一方、ペットモラコットは「ヒジが使える試合ということなので、ヒジをたくさん使いながら見せていきたい。ヒジの打ち合いになるのは間違いない。ムエタイスタイルで攻めたい」と言うようにヒジを勝負のポイントに上げている。 また今回のカードについてSBが「シュートボクシングの覚悟と本気」というコピーを打っているのだが、その覚悟と本気をについて海人は「僕が見せられるのは戦いでしかない。僕は言葉ではうまく伝えられないので、覚悟と本気は試合を見てもらえれば皆さんに伝わると思う。明日は試合でそれを感じ取らせるので、しっかり見ていてください」と語った。