マイアミGPのスプリントはフェルスタッペンが制す!ルクレール、ペレスと続きリカルドP4&角田裕毅8位でRB勢Wポイント|F1
2024年のF1第6戦、マイアミGPのスプリントレースが現地時間4日行われた。 現地マイアミは晴天、路面温度42度のドライコンディションでスプリントの時間を迎えた。19周で行われるスプリントのタイヤに、18台がミディアムを選択。15番グリッドの角田裕毅、18番グリッドのローガン・サージェントの2台が、前日よりも路面温度がだいぶ下がっていることもあり、ソフトを選んだ。 【動画】アロンソ「ハミルトンが雄牛のように来たよ!」スプリントスタート直後、ターン1では複数台が接触。ノリス&ストロールはリタイア スプリントレースがブラックアウトとなり、ターン1では複数台の接触があり、そのあおりを受けてランド・ノリスがスピンし、ストップ。これでオープニングラップからセーフティーカー導入となった。 この時点でマックス・フェルスタッペン、チャールズ・ルクレール、ダニエル・リカルド、セルジオ・ペレスの順になった。15番手スタートの角田はソフトのメリットを活かし、かつ混乱に巻き込まれず一気に10番手までジャンプアップさせている。ランス・ストロールとノリスはリタイア、フェルナンド・アロンソは接触の影響でピットに入り、最後尾までポジションを下げた。 4/19周目よりローリングスタートでレース再開。ここからポジションの上下動はあまり起こらず、各マシンがDRSトレインになりながら周回を重ねていった。 トップはフェルスタッペンで2番手ルクレールとなり、3番手ペレスが続く。 4番手リカルドは5番手カルロス・サインツ、6番手オスカー・ピアストリに攻められながらもP4を死守し続ける。 8番手走行中のケビン・マグヌッセンはセクター2区間でシケインをカットし、スプリント中盤に10秒ペナルティが科された。そして14周目のセクター2ではマグヌッセンとルイス・ハミルトンがオーバーランし、そのスキを突いて角田がポジションを上げる。15周目には角田がP8まで浮上し、スプリントのポイント圏内まで入ってきた。ここから角田は、すぐ後方にいるハミルトンからP8をいかに守り続けるかという展開になった。 トップのフェルスタッペンは後方との差を3.3秒ほど付け、19周目のフィニッシュチェッカーを受けた。2位ルクレール、3位ペレスが続いた。 前方との差は10秒まで開いたが、4位は粘り続けたリカルドが入り、5ポイントを手にした。5位サインツ、6位ピアストリ、7位ニコ・ヒュルケンベルグの順番になっている。 8番手フィニッシュはハミルトン。ファイナルラップのターン11で角田を抜き、P8に浮上して逆転でのフィニッシュとなった。角田は最後ポジションを一つ落とし、P9でスプリントを終えた。 だがハミルトンにはセーフティーカー時ピットレーンの通過違反があり、ドライブスルー相当のペナルティが科され16位降格となる。これで角田が8位繰り上がりとなった。角田にとっては15番グリッドからのレース開始で、ソフトを最後まで持たせて8位フィニッシュという、大きな1ポイントを手にしている。