還暦迎える堤真一、予定外のアクションに苦戦「痛くて、痛くて…」 衣装は本物の鉄
映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)の製作発表会見が11日、都内で行われ、俳優の大泉洋(50)、長尾謙杜(なにわ男子、21)、松本若菜(39)、北村一輝(54)、柄本明(75)、堤真一(59)が出席。堤が、予定外のアクションシーンについて語った。 【集合】『室町無頼』映画化!キリッとそろった大泉洋&長尾謙杜ら 原作は、垣根涼介氏の『室町無頼』(新潮文庫)。自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いたアクション・エンタテインメントを描く。1461年応仁の乱前夜の京(みやこ)を舞台に“髑髏の刀”を手に一党を動かす幕府軍・骨皮道賢(堤)を前に、蓮田兵衛(大泉)は才蔵(長尾)らを率いて、命を賭けた戦いに挑む。 堤は、兵衛のかつての悪友で幕府軍を率いる骨皮道賢を演じる。“髑髏の刀”を手に一党を動かす重要人物だが、堤は「伏見稲荷神社を拠点に活動した人で、資料はあまりないので、伏見稲荷神社に行って道賢の痕跡があるか調べたけど、何もなくて。社務所に聞いたら『誰ですか、それ』と言われた」とポツリ。「実際にいた方を演じるのは責任がある。想像力をかきたてなきゃいけない」と役作りを振り返った。 さらに、「台本上は大した殺陣がなかったんです。大将なので馬に乗っていればよかったのに『降りて戦え』と」と急きょアクションシーンに挑むことになった。堤は「今年、還暦ですよ?痛くて、痛くて」と腰を抑え、「撮影日以外は接骨院かマッサージ。(撮影所のある)京都でえらい散財しました」と打ち明けた。 入江悠監督が「堤さんが着ている鎖帷子(くさりかたびら)は、本物の鉄で作っちゃったんですよ」と、さらなる負荷がかかっていたことを打ち明けると、大泉は「正直、本物か偽物か分からない」とニヤリ。堤は「俺の苦労はなんなんだよ」と脱力していた。 一方、当初から本格的なアクションシーンを撮る予定だった大泉は、昨年の夏は殺陣のけいこに励んでいたそう。「アクション監督さんが体育会系で、初日から100本振った」と言い、「おじさんたちの殺陣はすぐに休憩入っちゃう」と堤との”一騎打ちシーン”の裏側を明かした。