4強へ引き締めて 倉敷商、出場決定から一夜明け 夢舞台実感、練習に汗 /岡山
<センバツ2020> 第92回選抜高校野球大会に出場する倉敷商は、決定から一夜明けた25日、倉敷市新田のグラウンドで練習を行い、打撃練習などで汗を流した。同校のセンバツ出場は8年ぶり4度目。夢の舞台への切符をつかんだ選手たちは、チームの目標「センバツベスト4」を目指し、一段と気合が入っていた。 この日は昨夏の岡山大会までピッチングコーチを務めた藤田隆祐さん(50)が訪れ、選手たちは改めてセンバツ出場を報告した。原田将多主将(2年)は「8年ぶりのセンバツ。藤田さんの思いも背負って戦います」と決意を伝えた。藤田さんは「昨夏の岡山大会の決勝で敗れて夏の甲子園を逃し、悔しかったが、あの夏があるから今のチームがある。これからもチームをバックアップしていくので、良い報告を待っている」と選手たちにエールを送った。 背番号1を背負う永野司投手(1年)は「出場が決まって、憧れの舞台に行ける実感が湧いた。気を引き締めて練習したい」と真剣な表情。石川陸選手(2年)は「出場がゴールではなく、ここからがスタート。さらに力を入れて頑張りたい」と意気込みを語った。【松室花実】