大の里が名古屋場所に向け稽古 連覇へ師匠は「愛のムチ」 元稀勢の里の胸を借り泥まみれに
14日に初日を迎える大相撲名古屋場所に向けて、石川県津幡町出身の新関脇・大の里が稽古に励んでいます。愛知県安城市で宿舎を構える二所ノ関部屋が、4日稽古を公開しました。 【写真】最後は元稀勢の里の胸にぶつかる 泥だらけの大の里 5月の夏場所で史上最速となる所要7場所での初優勝を果たし、新関脇に昇進した大の里は、四股ふみなど基本の動きの確認を徹底します。 そして、同じ部屋の関取・白熊と何番も相撲を取る「三番稽古」を始めた大の里ですが、右を差す得意の相撲を見せるなどし順調な調整ぶりをアピールしていました。 4日の稽古では、10数回にわたり繰り返し自分の動きを確かめていました。 息つく間もなく、今度は元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方の胸を借り、ぶつかり稽古です。体力が限界に近くなっても何度も親方に向かいます。 夏場所で優勝しても気を抜くことなく、激しい稽古を積み重ねていますが、名古屋場所での連覇へ、「今は追い込む時期」と大の里は話します。 大の里「気温が暑くなってきていますし、名古屋場所までもう時間がないのでしっかりと。先場所いい結果が残せたので、細かいところは気にせず一生懸命やります」 7日には地元・津幡町で凱旋パレードが予定されています。 大の里「僕もまさかだったんでびっくりしていますけど、日曜日の夕方ということで、たくさんの人が来てくれることを願っています」 大の里自身は気負いもなく場所を迎えられそうで、快進撃がふた場所続くのか、期待が高まります。
北陸放送