センバツ2023 選手紹介/12 報徳 西村大和/社 木村元哉 /兵庫
◇プレーで親へ恩返し 報徳 西村大和(1年) 投手兼遊撃手として2018年のU12日本代表選手に選抜。強肩を生かした守備や、長打力も光り、4日の佐賀商との練習試合では同点に追いつく適時二塁打を放った。 新チーム発足後は遊撃手のレギュラーだったが、秋季県大会の開幕前に脚の靱帯(じんたい)を負傷し、戦線を離れた。悔しさを糧に冬は下半身の強化に励み、打力の向上につなげた。「コンパクトなスイングで単打を放つのを基本に、長打も狙えるようになりたい」と語る。 4歳から野球を教わってきた社野球部OBの父を「最初の指導者」と慕う。「甲子園で活躍することが両親にできる一番の恩返し。全力プレーを見せたい」と大会を見据える。 …………………………………………………… (1)179センチ・70キロ(2)右・左(3)内野手(4)兵庫教育大付(5)音楽を聴く ……………………………………………………………………………………………………… ◇素手捕球で技術向上 社 木村元哉(2年) 投手が気持ちよく投げられるように、胸元でぶれずに投球を受け止めることには自信がある。素手でボールを捕る練習を繰り返し、手のどの部分で球をつかめば、ミットにしっかり収まるかを追求している。 座右の銘は「凡事徹底」。「当たり前のことを当たり前にする」を大切にし、寮生活では率先してごみ拾いや掃除に取り組む。視野が広がり、チームメートのわずかな変化にも気付けるようになった。 入部当初は周囲のレベルの高さに圧倒されたが、できなかったプレーができるようになることに楽しみを感じている。「センバツではスタンドも一体となり、勝利につなげていきたい」 …………………………………………………… (1)163センチ・62キロ(2)右・右(3)捕手(4)市川町立市川(5)釣り ……………………………………………………………………………………………………… 【メモの見方】(1)身長・体重(2)投・打(3)ポジション(4)出身中(5)趣味 〔神戸版〕