80歳のテニスプレーヤー・太田莞爾さんは「笑顔でいたい」その秘密は名前の『莞爾』にあった 仙台
東北放送
仙台市に、60代から始めたテニスが生きがいだという80歳の男性がいます。多い時には週4日テニスコートに足を運ぶという男性の元気の秘訣とは? 【写真を見る】80歳のテニスプレーヤー・太田莞爾さんは「笑顔でいたい」その秘密は名前の『莞爾』にあった 仙台 ■きっかけはスクールのチラシ 仙台市宮城野区鶴巻のテニスクラブに通う太田莞爾さん。軽快なステップでラケットを振るう太田さんは多い時には週4回テニスを楽しんでいます。 太田莞爾さん: 「じっとしていても汗出ますから。動いて汗をかいたほうがいい」 この日のレッスンは1時間半。華麗にスマッシュも決めます。爽やかな汗を流し、コートを縦横無尽に走り回る太田さん。テニスを始めたの66歳のときです。テニス歴は15年、なんと御年80歳。 郵便局員として定年まで勤め上げたあと、週3日アルバイトなどをしていましたがたまたま目にしたテニススクールのチラシを見て、運命の出会いを果たしました。 太田莞爾さん: 「こんな楽しいものがあったのかという感じで。いま夢中になっています」 ■過去には大病も… テニスクラブの支配人は…。 リベラ鶴巻 佐藤明彦支配人: 「温厚でだれにでも好かれるので、スクール終わったあとも仲間みなさんでゲームをやったりテニスを楽しんでいる。後ろから見たらとても80代には絶対見えない。頼もしい」 若々しく闊達な太田さんですが、過去には大きな病気をしたことも。 太田莞爾さん: 「心筋梗塞を何度かやってるんですよ。それで(家族に)迷惑をかけちゃってるので申し訳なく思っているので、食事は太らないように意識している」 バランスの取れた食事をとるようにしているほか、積極的に取り入れているのが…。 太田莞爾さん: 「粉末のクエン酸を溶かしたもの」 疲労回復のためにテニスの合間にはクエン酸ドリンクを摂取。そしてもうひとつ、元気の源が。 太田莞爾さん: 「黒ニンニクですかね。あれがけっこう効いてるんじゃないかと思いますね」 市販のものを購入するだけでなく、自宅で作っているという「黒ニンニク」。 そして、ほとんどすべて自分の歯だという太田さん、よく噛んで食べることが健康につながっているのでは、と語ります。
また、テニスのほかにも大の釣り好き。釣ったヒラメは84センチ。大物です。 ■「笑顔」でいたい、そのワケは… コートで仲間と汗を流す時間を大切にする太田さんにこれからの目標を聞きました。 太田莞爾さん: 「腹を立てないようにできるだけ。莞爾と笑うような笑顔でいたいな、というのが目標です」 そう、太田さんの名前「莞爾」は「にっこりと笑う」という意味。テニスラケットにも、笑顔のマークが付けられています。 太田莞爾さん: 「80年前に名前つけてもらったのにいまごろ気づいて、『莞爾』でいようというところです」 80歳のテニスプレーヤーはきょうも笑顔でラケットを振ります。
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