ほこり落として新年準備、京都 東西本願寺で「すす払い」
京都市下京区の西本願寺と東本願寺で20日、1年間のほこりを落とす年末恒例の「すす払い」があった。僧侶や門信徒らが、両手に持った竹の棒でお堂の畳を一斉にバチバチとたたいて大掃除に取り組み、新年を迎える準備を整えた。 西本願寺では午前7時ごろから阿弥陀堂などのすす払いを開始。たたいた畳から立ち込めたほこりは、巨大なうちわであおいで外に出した。東本願寺では中学生らも参加。1列に並び「はじめー」の合図で一斉に畳をたたいた。 すす払いは1年を無事に過ごせた喜びを表す伝統行事。500年余り続いている。