【火山噴火から子どもの命守る】小中学校教師対象の研修会
TVIテレビ岩手
岩手山が噴火したとき、自ら考えて子どもたちの命を守ろうと、盛岡市で小中学校の教師を対象にした研修会が開かれました。 初めて開かれた研修会には、盛岡市立渋民中学校と渋民小学校の教師、18人が参加しました。講師は、岩手大学で防災を研究する越谷信教授です。 渋民中学校は岩手山から約14キロ。万一、真冬に山頂でマグマ噴火が起きた場合、火砕流に雪解け水が加わった「火山泥流」が及ぶと想定されていてます 岩手山の噴火警戒レベルは、現在2ですが、23日の研修では「2月の授業中に、噴火警戒レベルが、『噴火によって地域に重大な被害が出る』とされる5に上がったらどうするか」を想定し、「校舎の3階に垂直避難」「渋民小学校に避難」など、班ごとに意見をまとめました。 ♪教師 「いままでは正直なところ、火山の被害は想定していなかった。生徒も職員もかなり火山防災については意識が高まっていると感じます」 ♪岩手大学越谷信教授 「自分の問題として考えられる、そういう力をつける方向にこういう防災訓練が結びついたらよろしいかなと考えています」 3学期には、同じ研修を生徒たちが行う予定です。