笑福亭鶴光「あの世で大好きな米朝師匠とゆっくり落語談議を」 桂ざこばさんとの突然の別れに…芸能界から悲しみの声
落語家、桂ざこばさん(享年76)の訃報を受け、芸能界には悲しみの声が広がった。 故人と親交が深かった落語家、笑福亭鶴光(76)は「ざこば兄さんとは一門が違うのに、兄弟のように仲良くしていただきました」と感謝し、「これで兄貴と呼べる人がまた亡くなり、寂しい限りです」と悲しみを吐露。「あの世で大好きな米朝師匠とゆっくり落語談議をしてください。お疲れようでした」と呼び掛けた。 【写真】「じゃチューしろ」桂ざこばさん、大トラ事件…笑福亭鶴瓶、桂三枝とブチュ~ 三代目桂米朝さんの長男で、兄弟弟子の桂米團治(65)は「私が幼稚園に通いだしたころ入門してきたのが、ざこば兄さん。よく遊んでもらいました」と述懐。「兄さんの落語に登場する人物はどの人も『情』にあふれていました。まだまだ追いつけませんが、教えを受け継いでまいります」と誓った。 また、故人の次女でタレント、関口まい(41)は所属事務所を通じてコメントを発表した。「あまりに急なことで、心の整理はできていません」と心境をつづり、ざこばさんが脳梗塞から復帰した際に「父のファンの皆さまから私へ、数々の応援と励ましのメッセージをいただきました。それを父に伝えると、父も大変喜び、父娘でどれだけ励みになったことか」としみじみ。「私も桂ざこばの落語の大ファンで、もうあの落語が聴けなくなるのかと思うと寂しくて仕方ありませんが、お父さんの落語はきっとお弟子さんたちが継いでいってくれることと思います」と願った。 ◆桂文枝(80) 「あまりにも突然でした。突然すぎました。言葉を失いました。まさに今から出番の時、ざこば師匠の訃報を知りました。まさに青天の霹靂。いまはまだ実感が湧きません。ざこば師匠の大好きな米朝師匠、枝雀師匠の元に行かれるんですね。いろいろとありがとうございました。そんな言葉しか思い浮かびません。合掌」 ◆西川きよし(77) 「桂朝丸時代からお付き合いをさせていただいておりました。泣き虫で頑張り屋さんで桂米朝師匠の弟子で本当に良かったとよくお話しされておりました。背中にデキモノができたとき、師匠が自ら膏薬を塗ってくださったと、涙を流しながら話してくださり、私ももらい泣きをし、お互いにこれからも頑張ろうな、と約束をしたことを昨日の事のように思い出します。私にとってまさに『元気の象徴』というべき存在でした」