町職員へのパワハラ巡る裁判始まる…町議「事実無根。普段話す声より少し大きくなっただけ」と主張(島根)
山陰中央テレビ
島根県美郷町で町職員へのパワハラの有無を巡って町長と町議が争っている問題で、町議が町を訴えた裁判が、23日から松江地裁で始まりました。 この問題は2024年9月、美郷町の嘉戸町長が記者会見を開いて、美郷町議会の藤原みどり議員が町の職員に対してパワハラ行為を働いたと発表したことから始まりました。 この時の町長の説明によると、藤原議員は、議案の説明をした町の職員に対して30分以上立たせたまま、大声で「誠意がない」などと、議案に関係ない発言を繰り返したとしています。 一方の藤原議員は、パワハラは事実無根で精神的な苦痛を受けたとして、町を相手取って350万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。 この裁判の第一回口頭弁論が23日に松江地裁で開かれ、原告の藤原町議がパワハラ行為は全くないとする陳述書を読み上げました。 被告となった美郷町側の姿はありませんでした。 美郷町議会・藤原みどり議員: (町長の会見の内容に)正しいことはありません。私に一度だって聴取をされたこともありませんし、普段話す声よりも声が少し大きくなっただけ。 次回裁判は、2025年2月17日に予定されています。
山陰中央テレビ