“下腹部にマイク” 副議長が辞任表明「不適切だった」 市議は続ける意向
日テレNEWS NNN
岐阜県美濃加茂市議会の副議長が、姉妹都市の市長の娘の下腹部にカラオケマイクを近づけるなど不適切な行為をしたとされる問題。9日、副議長は辞任を表明しましたが、市議会議員は続ける意向です。 ◇ ◇ ◇ 岐阜県美濃加茂市議会・永田徳男 副議長(71) 「厳しいご意見をいっぱいいただきました。その中で副議長の職責を今回辞する決断をさせていただきました」 “不適切行為”の指摘を受けた永田副議長は9日午後4時半頃、「市民らに迷惑をかけた」として副議長を辞任すると表明しました。 問題となったのは先月3日。姉妹都市であるオーストラリア・ダボ市の市長らを招いた歓迎会の二次会で、酒に酔った永田副議長が市長の娘の下腹部にカラオケマイクを近づける行為をしました。 この様子は動画で撮影されていて、後日確認した美濃加茂市の藤井市長は“不適切”と判断。先月24日にダボ市長宛に謝罪のメールを送信していました。 永田副議長は8日、故意ではなかったと釈明していましたが、ダボ市の市長は取材に対し「娘は驚き不適切なジェスチャーだと視線を交わした」と答えました。 また、市長の娘も「不適切な行為でした」とコメントした一方で、「家族がそばにいてくれたし、短時間だったので不安は感じませんでした」としました。 ダボ市長 「藤井市長からの謝罪を受け入れたいと思います」 ダボ市長は「深刻な問題ではなかった」として、今後も美濃加茂市との信頼関係に影響はないとの姿勢を示しました。 ◇ ◇ ◇ 美濃加茂市の市民は―― 市民80代 「いくら酒を飲んでいたこととはいえ考えられない行動だったと思います」 市民40代 「相手に不愉快な思いをさせたということで、責任をとって辞めてもらった方がいい」 永田副議長は、今回の行為を「不適切だったと認めざるをえない」とした上で、副議長の辞任を表明しました。一方、議員は続ける意向です。