「指示された位置とは違う場所にいた」FC東京FW小柏剛が明かす移籍後初ゴールの舞台裏【ルヴァン杯】
「やっぱり、リーグ戦で結果を残したい」
4月17日、FC東京はルヴァンカップの1stラウンド2回戦でY.S.C.C.横浜と対戦し、4-0で勝利した。 【動画】小柏剛のFC東京移籍後初ゴール!! チームを快勝に導く先制点を挙げたのは、今季に北海道コンサドーレ札幌から加入した FW小柏剛だ。13分、MF原川力のセットプレーにヘッドで合わせ、ゴールに流し込む。これが待望の移籍後初得点となった。 小柏は試合後、FC東京での記念すべき一発目をこう喜んだ。 「素直に、嬉しいですね。セットプレーで指示された位置とは違う場所にいたんですけど(笑)、相手の陣形を見て、そこにいてもおかしくないなと思ったので、自分の判断でポジショニングしました。ボールが来た時、シュートだけを意識していたので、上手くヘディングで合わせられて良かったです」 FC東京は次戦、J1でFC町田ゼルビアと対戦する。小柏は、ルヴァン杯でのゴールをリーグ戦にどうつなげるのか。新たな攻撃の中軸として注目を集める背番号11は、次のように意気込む。 「(荒木遼)太郎、(松木)玖生と、点の取れる選手がU-23代表の活動でいないなかで、自分は一番前の選手として得点を取り続けなければいけません。攻撃を牽引するプレーは続けていきたいですし、周囲の選手との連係もさらに深めて、自分の良さをもっと出せるようにしていきたいです。 今日ももちろん嬉しかったですけど、やっぱり、リーグ戦で結果を残したい。次(の相手)はJ1の上位にいるチームで、同じ東京のチーム。絶対に勝たなければいけない試合で、自分が点を取って、チームに貢献したいです」 町田とのダービーマッチで、J1での移籍後初ゴールにも期待を寄せられるストライカーのプレーにも注目したい。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)