ChatGPTとClaude 3、どちらの日本語が上手い?比較でわかる最適な使い方
言い回しの調整などもClaude 3は柔軟に対応
既存の文章の表現を目的にあわせて調整したいときもClaude 3は器用に対応してくれます。 ここでは、企業が新商品のプレスリリースを自社ブログの記事向けにテイストを変えて使う状況を想定し、AIで生成した架空のプレスリリースに以下のプロンプトを与えて書き換えを行ないました。 以下のプレスリリースを、自社ブログの記事に書き換えたいと思います。できるだけ宣伝っぽさや押しつけがましさのないテイストで、読者に呼びかけるような、親しみのある文章のブログ記事を生成してください。 (以下にプレスリリースの原稿を貼る) 「宣伝っぽさや押しつけがましさのないテイスト」と指示したものの、ChatGPTにはまだ宣伝のように感じてしまう要素が残っている印象です。一方のClaude 3は、書き手自身が商品の魅力を語りかけるスタイルでまとめられています。
情報の整理はChatGPTの得意分野
一方で、情報を分類・整理してまとめるような作業では、ChatGPTのほうがうまく対応してくれるケースが多い印象です。 たとえば、会議の文字起こしデータを元に議事録を作成したものを比較すると、Claude 3が会議の流れに比較的忠実にまとめているのに対して、ChatGPTは話が飛んだり、同じ話題が2回挙がったりした部分を上手に調整してくれました。 また、数十ページあるPDFファイルの内容をもとに、A4用紙1枚程度のまとめ資料を作成するケースでも、ChatGPTのほうが情報をわかりやすく整理している印象です。 それぞれ以下のプロンプトで出力できるので、興味のある方はぜひお手元のデータを使って結果を比べてみてください。 議事録作成 以下は○○についての会議の文字起こしデータです。これをもとに、会議に参加していない人でも内容を把握できる、わかりやすい議事録を作成してください (以下に文字起こしデータを貼る) PDFをまとめる このPDFファイルの内容を、「○○」というテーマでA4用紙1ページ程度のドキュメントにまとめてください。 (PDFファイルをアップロードする)