組閣時の記念写真、政府が加工認める 林官房長官「軽微な編集」
林芳正官房長官は7日の記者会見で、首相官邸のホームページに掲載している石破茂内閣の新閣僚の記念写真について、画像加工処理をしていたと明らかにした。首相らの腹部のシャツが見えないように加工された形跡があると指摘されていた。林氏は「軽微な編集処理を行った」と認めた。 【写真】記念撮影に臨む石破茂首相（前列中央）と閣僚ら=2024年10月1日午後、首相官邸、川村直子撮影 写真は1日の新内閣発足にあわせ、首相や閣僚らが赤いカーペットが敷かれた官邸の階段に並び撮影したもの。朝日新聞が撮影した写真は、石破氏や中谷元・防衛相の上着とズボンの間に、白いシャツが見えていた。官邸のホームページに掲載している写真は、シャツが見えないように加工されていた。 最近ではAI（人工知能）を使って作ったフェイク画像や動画が問題となる事例もある。加工に問題がなかったか見解を問われた林氏は、「末永くご本人の記念として残るものであることから、これまでも軽微な編集処理を行ってきている」と述べた。（国吉美香）
朝日新聞社
