図書館で“お腹見せコーデ”はNG? クロップド丈トップを着たママインフルエンサーに「分別ない」海外SNSで議論
図書館でのマナーといえば、静かにすること、大きな声を出さないこと、走り回ったりはしゃいだりしないことなどを思い浮かべるけれど、では服装についてはどうだろう? ある母親が「子どもと一緒に図書館に行ったらドレスコード違反だと注意された」と告発したことで、図書館での“正しい”服装をめぐりSNS上で議論が巻き起こっている。
渦中の人物となっているのは、アメリカはオハイオ州・クリーブランド在住のHilary Flips(以下ヒラリー)。自身のTikTokで子育てのリアルな体験や出来事を発信するママインフルエンサーである。2024年4月、ヒラリーは2人の娘を連れて地元の図書館を訪問。絵本の読み聞かせイベントに参加したものの、子どもたちはあまり座ろうとしなかったという。読み聞かせが終了後、図書館の司書から「分別のない行動は控えて」と声をかけられたヒラリー。とっさにイベント中の子どもたちの態度について謝ると、「いいえ、あなたの服装のこと」と訂正されたという。
ヒラリーが図書館で着ていたのは、クロップド丈のカーディガン&ハイウエストのデニムパンツ。「1歳の子どもを抱っこしている間にカーディガンがめくれ上がり、たしかにおなかが1㎝くらい見えていた」と肌の露出を認めつつも、司書から受けた注意の内容にびっくり。この告発動画は150万回以上再生され、5000件を超えるコメントが殺到。「大きなお世話」「あなたの服装は何の問題もない」「他人の母親の見た目にコメントするのは紛れもなくマミーシェイミング(育児批判)だ」と、ヒラリーを擁護する意見が多数寄せられた。
ヒラリーはその後、この出来事を“今日のよかったこと、悪かったこと”というゲームのなかで娘のひとりに話したそう。すると娘は「でもママ、それはママの悪かったことじゃなくて、図書館の人の悪かったことだよ」と返答。ヒラリーはこの考え方にとても救われたという。TPOをわきまえた服装を心がけることはもちろん大切だけど、人によってOK/NGのラインが異なる分、ひとつの正解を導き出すのは難しい。図書館での“正しい”服装について、あなたはどう思う?