中日・高橋宏斗、99球で『マダックス』達成の今季初完封勝利 ドラゴンズでは2016年の小熊以来
◇5日 中日2―0広島(バンテリンドームナゴヤ) 中日の高橋宏斗投手が99球で今季初の完封勝利を挙げ、「マダックス」を達成した。 ◆中日・高橋宏斗、マダックスで立浪監督、大塚コーチと喜ぶ【写真】 1回、先頭の秋山にいきなり中前打で出塁を許し犠打で1死二塁と攻め込まれたが、3番・小園を中飛、4番・野間を捕邪飛に打ち取ってピンチを切り抜けた。その後は150キロ中盤の直球にスプリットを駆使して8回まで85球、4安打無失点と好投。9回は14球で抑えて、「マダックス」(100球未満での完封勝利)を達成した 打線は広島の先発・床田から1回に田中、細川の連打で好機をつくり、4番・カリステの左前適時打で先制。2回は先頭・石川昂の左翼線への二塁打などで1死三塁とすると、8番・ロドリゲスの来日初打点となる中前適時打でリードを2点に広げた。 中日の投手がマダックスを達成するのは2016年4月6日のDeNA戦(ナゴヤドーム)の小熊以来だった。 高橋宏のプロ初完封は23年6月13日のロッテ戦(バンテリンドームナゴヤ)。今季は5月5日のヤクルト戦(神宮)でも6点リードの9回のマウンドに上がったが、自らの2失策で3失点して、あと1死のところで完封を逃していた。 これで中日は今季広島戦で7勝3敗1分け。7勝のうちこの日も含めて完封勝利は6度と鉄壁の投手陣がコイ打線を抑え込んでいる。
中日スポーツ