女子ゴルフ・吉田優利、「簡単に言ったら、すごい最低な1日だった」予選落ちが確実、シード権もルーキー年で失うことに
◇15日 米女子ゴルフ アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン第2日(米フロリダ州、ペリカンGC) 【ベレア(米フロリダ州)テッド・ムース】日没のため、3人がプレーを終えられなかった。畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=が67と伸ばし、通算5アンダーで首位まで5打差の暫定8位に上がった。来季のシード権がかかっていた吉田優利(24)=エプソン=は73と伸ばせず、通算4オーバーの暫定89位で、予選落ちが確実になった。チャーリー・ハル(英国)が通算10アンダーに伸ばし、前日からのトップを守った。 ◇ 「簡単に言ったら、すごい最低な1日だった」。吉田は強い風の中、73と振るわず、予選落ちが確定。これにより、前週時点で100位だったポイントランクはダウンが確実で、次週の最終戦出場ならず。来季のシード権を得るには最低100位に入る必要があり、ルーキー年で失うことになった。 今季の米ツアーでは、予選落ちが8回。「春先によくなかった点が響いた。オフにいい準備をしたつもりだったが、うまくはまらなかった。こんなゴルフで通用するような世界じゃない」という。だが、後悔はない。「これだけ調子が悪くても100位なんだ、っていうのはある。もうちょっとよければ、もっと上に行ける。これより悪いゴルフを今までしたことがなかったので」とも付け加えた。 今後は12月5日からアラバマ州で行われる最終出場予選会に向かう。5日間の過酷な闘いだ。また、日本ツアーの来季出場権もないため、今月26日から4日間の最終予選会(静岡)にも出る。「予選通過するしないのゴルフをするんだったら、ちゃんと(予選会を)受けた方がいい。両方受けて、来年どうなるか。優先は米ツアー。引き続き、この舞台で挑戦したい。やんなきゃいけないことは、いっぱいある」。涙はなく、最後まで元気に話した。
中日スポーツ