「処分は甘い」が大勢占める 茂木幹事長が自民党県連役員と意見交換
福井テレビ
自民党の派閥の政治資金問題を受けて、党本部の幹部が地方の声を直接聞く「車座対話」が、10日、福井市内で開かれ、茂木敏充幹事長が自民党県連の役員らと意見交換しました。 茂木幹事長は、自民党県連の役員に拍手で迎えられました。 茂木幹事長: 「政治資金の問題をめぐって我が党に批判が寄せられている。このことを重く受け止めている。深く反省をし、緊張感を持って対応しなければならない」 政治資金問題を受けた「車座対話、」には、党本部から茂木幹事長のほか、県選出の 稲田朋美幹事長代理、福田達夫筆頭副幹事長が出席し、県会議員や県連の役員15人と意見交換しました。 しかし、報道陣に公開されたのは冒頭のみで、茂木幹事長らは約1時間の対話の後、 次の視察先の富山に向かいました。会議で何が話されたのか、終了後、県連の仲倉典克幹事長が記者の質問に答えました。 仲倉県連幹事長: 「処分に対して、甘いという意見が大勢を占めた」 安倍派の事務総長を務め、1000万円を超えるキックバックを受けていた県選出の高木毅衆院議員が、半年の党員資格停止処分を受けたことに対しては、「きょうの参加者からは、今回の処分に対するものを払拭していくのはかなり厳しい、ハードルが高いという意見が多々あった」と話しました。 また、自身も190万円余りのキックバックがあった稲田幹事長代理は、「国会議員と国民の意識の中に乖離があるのではとか、民間企業では考えられないとか、いつも応援してもらってる皆さんから聞いたので胸に堪えた。自民党がどう変わるのか見ていると思うので、しっかりと改革を進めたい」と話しました。
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