ボクシングの”ギョーザ戦士”チャオズ箕輪が1回TKO勝利で2階級制覇 世界王者の晝田瑞希に「そろそろどうですか」とアピール
◆プロボクシング ▽WBO女子アジアパシフィック・スーパーフライ級(52・1キロ以下)王座決定戦8回戦 チャオズ箕輪―奥田朋子(14日、東京・後楽園ホール) メインで行われたWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座決定戦は東洋太平洋女子フライ級(50・8キロ以下)王者のチャオズ箕輪(ワタナベ)が奥田朋子(堺春木)を下して2階級制覇を果たした。1回、チャオズの狙いすました右フックに奥田が崩れ落ちた。レフェリーがカウント途中で試合を止め、チャオズは「当たれば倒れると思っていました」と完勝に試合後は表情を崩した。 戦績は36歳のチャオズが9勝(7KO)4敗、41歳の奥田が8勝(2KO)6敗2分け。 2人は昨年3月にノンタイトル戦で対戦。チャオズが2―0の判定勝ちを収めている。チャオズは「身長が高いので懐が深かったという印象。前回は消化不良だったので、餃子戦士健在、チャオズ箕輪ここにありとアピールしたい」と返り討ちへ自信を見せていた。 元WBO女子世界スーパーフライ級王者で東洋太平洋同級1位の奥田は「リベンジ戦。思い切りやるだけ。自分から動いていく。勝った方が世界ということでベルトは意識している。勝って、アピールしたい」と雪辱を期して試合に臨んだがリングに沈んだ。 ともにWBO女子世界スーパーフライ級王者の晝田瑞希(三迫)を意識。世界戦への負けられない一戦はチャオズに軍配が上がり、勝者は「晝田さん、そろそろどうですか。是非、試合して下さい」と対戦をアピールした。
報知新聞社