今年は“水抜き”で全数駆除!特定外来生物・コクチバスから鮎を守る 岐阜・各務原市
令和5年に長良川本川にて、特定外来生物・コクチバスが発見された岐阜県。北アメリカ原産の外来魚で、鮎やアマゴなど渓流魚への食害が危惧されることから、発見以来、岐阜県ではコクチバスの完全駆除に取り組んできました。 完全駆除に向けて、岐阜県では「岐阜県コクチバス駆除総合対策(完全駆除作戦)」を策定。漁協組合員や遊漁者からの生息情報を県に集約、環境DNA分析によるモニタリング、ドローンや魚探を活用した生息調査など様々な方法を通して、コクチバスの生息実態を把握。生息が確認された場所では、漁協組合員による鮎の網漁などでの混獲や遊漁者等からの買取、さらに電気ショッカーを起用するなど、駆除の対象範囲に合わせた方法で駆除活動を実施してきました。
今月16日に駆除活動が行われたのは、各務原市の「寒洞池」。ため池のため、「水抜き」による全数駆除が実施されました。今回はコクチバスの稚魚55匹、成魚13匹の計69匹の駆除に成功。岐阜県では今後も関係機関と一丸となり、コクチバスの駆除に取り組んでいきます。