斎藤知事、最後の証人尋問 再選後は低姿勢強調も百条委で何を語るか
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書を巡り、告発内容の真偽や告発者を処分した県の対応を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が25日、開かれる。斎藤氏が11月の知事選で再選された後、初の証人尋問に臨むほか、片山安孝元副知事も証人として出頭。6月に設置された百条委は、この日で証人尋問を終える見通し。来年の県議会2月定例会への提出を目指し、報告書をまとめる。 【写真】今年の漢字に「結」を選んだ兵庫県の斎藤元彦知事。そのココロは… 25日は午前に、公益通報に詳しい弁護士が参考人として委員の質問に答える。午後からは片山氏、斎藤氏の順でそれぞれ証人尋問を行う。告発文書を作成した県幹部の男性を公益通報者保護法の対象としなかったことや、斎藤氏のパワハラ疑惑などについて総括的に審議する予定。 斎藤氏への証人尋問は再選後の11月下旬にも予定されていたが、斎藤氏は政府主催の全国知事会議への出席を理由に欠席。今月25日に改めて期日が設けられた。 再選後、県議会などでは謙虚な姿勢を強調してきた斎藤氏だが、匿名の告発者を特定し処分した対応については、問題ないとの従来の認識を繰り返しており、最後となる証人尋問でどのような答弁をするのか注目される。