苦手な英語リスニング、共テ模試を1.5倍にした勉強法 「救世主」は1冊の本
「オペラ座の怪人」を音読して耳を鍛えた
「ルールを理解し、体に染み込むまで慣れさせる」ために私が実践した勉強法は「音読すること」です。日本語で聞き取れるのは「その単語が発音されるとどういう音になるか」や「どのような場面で音が脱落したり省略されたりするのか」を幼い頃からの経験を通して知っているからです。それらを身につけるために自分に足りないのは経験だと考えて、とにかく英語の音に触れる機会を増やそうと考えました。そのために使ったのが、『英語で学ぶオペラ座の怪人』(IBCパブリッシング、税込1980円)という本です。 私はミュージカル鑑賞が趣味で、劇団四季が上演している「オペラ座の怪人」も何度も見るほど大好きです。音源付きの長文読解問題集はたくさん販売されていますが、自分が好きなストーリーを楽しみながら英語も学習できるという点で、この本を選びました。 受験勉強に追われる中で、リスニングの勉強は息抜きにもなっていました。毎日1時間ほど音源を聞きながら話す、ということを繰り返していましたが、ストレスなく続けられたことも成績を上げる大きな一因になったと思います。このシリーズには他にもさまざまな本がありますし、音源のついた英語の本はたくさん販売されています。本屋さんに寄ったら、ぜひ一度探してみてください。
高校生新聞社