【JT杯】広瀬章人九段、渡辺明九段に敗れ準優勝 ５年前の雪辱ならず「序～中盤が雑で…」
「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦（JT杯）」決勝、渡辺明九段（40）対広瀬章人九段（37）戦が24日、東京都江東区の東京ビッグサイトで公開対局で行われた。持ち時間各10分という早指し戦は渡辺が広瀬を下して5年ぶり4回目の優勝を果たし、優勝賞金500万円を獲得した。 広瀬の初優勝はならなかった。5年前の決勝と同じカード。雪辱のチャンスだった。「序～中盤が雑で、先手としては大失敗。最後も1番まずいところに逃げた」と悔やんだ。1回戦でワセダの先輩の丸山忠久九段を千日手指し直しの末、下した。準決勝では3連覇を目指した藤井聡太7冠を阻止。新旧名人を倒しての決勝進出だったが、2009年（平21）新人王戦以来、15年ぶり2回目の公式戦優勝一歩手前で力尽きた。
