中国との貿易を断絶しても、世界経済への影響は軽微だ
上海の街並み(写真:ブルームバーグ)
今後の経済を見通すうえで不可欠な視座を提供する連載「ホットイシュー」。今回の著者はケネス・ロゴフ氏。かつてIMFのチーフ・エコノミストを務めていた同氏(現在はハーバード大学の経済学と公共政策の教授)は、ロシアや中国への経済制裁がもたらす西側経済へのインパクトについて、多くの信頼できる学術研究が軽微と結論づけていると説く。 その一方で、ロゴフ氏個人の見解として「脱グローバリゼーションの行き過ぎは、特にイノベーションとダイナミズムを損ない、容易に破滅的な事態を招くと思われる」とも付記している(本記事の原題は Can the World Afford Russia-Style Sanctions on China? )。 © Project Syndicate 1995-2022
本文:2,692文字
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ケネス・ロゴフ