農家「恵みの雨」アジサイ一層鮮やかに 県内ようやく梅雨入り 平年より14日遅く
テレビ信州
気象庁は21日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。平年より14日遅い梅雨入りです。 アジサイ寺として知られる伊那市西春近の深妙寺。梅雨の季節を彩る花を一目見ようと鑑賞する人の姿が…。 辰野町から 「これだけたくさんあるのは珍しいですし、梅雨に入って雨に打たれるアジサイはすてきですね」 雨で鮮やかさが一層際立つアジサイの花。 深妙寺の境内などにはおよそ200種類、2500株が植えられていて、今年は例年より1週間ほど早く咲き始めました。7月中旬まで楽しめるということです。 気象庁は21日、県内を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。 平年より14日、去年より13日遅く、観測史上最も遅かった1967年と2007年の6月22日に次いで、2番目に遅い梅雨入りです。 コメ作りが盛んな東御市八重原地区の田んぼにも恵みの雨が…。地区のおよそ半分の田んぼは「明神池」から水を引いていますが貯水率は6割ほどしかありませんでした。 「これは恵みの雨でしたね。梅雨が来ないことにはコメになりませんので、皆さん心配していますね。拝むような状態で(雨を)待っています」 一方、23日から24日にかけて、南部や西側の地域を中心に大雨となる所がある予想です。 長野地方気象台では土砂災害や河川の増水などに十分注意するよう呼び掛けています。