衆議院和歌山1区・2区候補 自民党県連の推薦人5人以上で決定へ
自民党和歌山県連の代表役員会が5月25日、和歌山市で開かれ、次の衆議院選挙の和歌山1区と2区の候補者選定で、6月1日の拡大役員会までに5人以上の推薦人を得て出馬を希望する人物の中から選ぶことを決めました。 和歌山2区では、すでに自民党の二階俊博・元幹事長の三男、二階伸康氏46歳が自民党県連に対し、支部長予定者となることを希望し、自民党所属の県議会議員ら5人以上が、二階元幹事長の後継候補に推す考えを示しています。 一方、和歌山1区については、これまでに動きはなく、拡大役員会を経て公募で候補希望者を募ることになる見通しです。 次の衆議院選挙を巡っては、当初、参議院和歌山県選挙区選出の鶴保庸介議員が、衆議院に鞍替えして和歌山1区から立候補する予定でしたが、自民党の裏金問題で、同じ参議院和歌山県選挙区選出の世耕弘成議員が自民党を離党したことから、『鞍替えすると自民党の参議院議員が和歌山県からいなくなる』という和歌山県町村会などの声に押される形で、鶴保議員は、鞍替えを取りやめました。 また、自民党の二階元幹事長が裏金問題の責任を取って次の衆議院選挙に出馬しないことを表明したため、和歌山1区と2区の双方で自民党の擁立候補の選定が続いています。 代表役員会のあと取材に応じた自民党県連の山下直也・幹事長は、「きょうの会議で選定方法がまとまった。基本的には公募で進めるが、県連内で5人以上の推薦がある場合は、拡大役員会で検討し、決定する」とした上で、「和歌山1区については、まだ具体的な候補者名には至っていないが、必ず候補者を立てられるよう、今後、公募する一方、選挙区となる和歌山市、岩出市、紀の川市から選出された県議会議員や市議会議員らが集まって早急に会議を開きたい」と述べました。