<ゆりあ先生の赤い糸>菅野美穂、クランクアップで感無量「またつながりたいなと思う人たちとご一緒させていただけました」
菅野美穂が主演を務める木曜ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)がクランクアップを迎え、菅野からコメントが到着した。 ■「ゆりあ先生の赤い糸」とは 【写真】禁断の恋の相手・優弥(木戸大聖)と見つめ合うゆりあ(菅野美穂) 同ドラマは、2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和の「ゆりあ先生の赤い糸」(講談社)が原作。夫の介護、愛人との同居、嫁姑問題などを痛快に乗り越える、地味でタフで明るい、平凡な“主婦ヒロイン”の姿を描く。 菅野が演じるのは、心優しい売れない小説家と結婚した主婦・伊沢ゆりあ。また、ゆりあの夫・伊沢吾良を田中哲司が、ゆりあの夫・伊沢吾良の“彼氏”である箭内稟久を鈴鹿央士が演じる。 さらに、松岡茉優がゆりあの夫・伊沢吾良の“彼女”である小山田みちるを演じる他、吉瀬美智子、木戸大聖、志田未来、宮澤エマ、白山乃愛、三田佳子も出演する。 ■「ものすごいエネルギーで撮影が進んでいくなと感じていました」 宮澤、吉瀬、三田とのシーンをもって、撮了となった菅野。波乱続きの人生に果敢に立ち向かっていく主人公・伊沢ゆりあを、全身全霊で演じ切った菅野の表情は晴れやか。 最後のあいさつでも「キャストの皆さんのお芝居が生き生きと、より輝くように、監督陣がすごい熱意で取り組んでくださって…。ものすごいエネルギーで撮影が進んでいくなと感じていました。私も気持ちだけでも負けずに返せるように…という思いで、現場に通っていました」と、充実感をにじませた。 ■「年上からも教えられ、年下からも教えられ…という時期に入った」としみじみ キャスト陣からも鼓舞される毎日だったそうで、「芸歴63年という長いキャリアでありながらも、なお誠実で情熱のある三田さんの姿勢に胸を打たれました。吉瀬さんとは13年ぶりの共演。初共演のキャストの方が多い中、すごくホッとする存在でした。エマさんも現場に来てくださると、空気がほぐれて、本当に助けられました」と、一人一人の目を見つめながら感謝の意を表した。 また、「鈴鹿(央士)くんにも、松岡(茉優)さんにも、木戸(大聖)くんにも本当に刺激を受けました。年上からも教えられ、年下からも教えられ…という時期に、私も入ったんだなと思いました」と、しみじみ。「“赤い糸”とは恥ずかしくて言えませんが(笑)」とちょっぴり照れながらも、「ターニングポイントになったというか…またつながりたいなと思う人たちとご一緒させていただけました。本当にありがとうございました!」と、感無量の様子で深々とお辞儀をし、3カ月にわたる撮影を締めくくった。 ■12月7日放送・第8話のあらすじ 昏睡状態から順調に回復を遂げるも、まだ言葉は発せないはずだった伊沢ゆりあ(菅野美穂)の夫・伊沢吾良(田中哲司)。しかし、夫の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)とその娘たちとの同居続行をめぐって“一家”が揉める中、突然口を開き、次女・小山田みのん(田村海夏)は自分の子だと断言した。 それは吾良が争いを収めるため、そして自分の介護に縛られてきた“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)を自由にするためについた渾身の嘘だった。しかし、真相を知らない稟久はショックで家を飛び出し、吾良への愛を断ち切るかのように、バレエ講師・松川智(黒羽麻璃央)との交際を始める。そんな稟久に、ゆりあは吾良の真意を伝えようとするが、一度もつれた感情の糸はなかなかほどけない。 一方、実は少し前から完全に意識を取り戻していた吾良は、ゆりあに好きな人がいることも認識。苦労をかけたゆりあに謝り、「俺はもう大丈夫だから、好きにしていい」と優しく告げる。 その矢先のこと、ゆりあと伴優弥(木戸大聖)の禁断の恋に新たな展開が訪れる。優弥からゆりあの存在について聞かされた妻・伴里菜(えびちゃん)が、ゆりあを見せろと言い出したのだ。 ゆりあは里菜と一対一で会って話そうと決意する。優弥との幸せな未来を夢見て、大きな一歩を踏み出し始めたゆりあ。しかし、彼女の人生は実姉・泉川蘭(吉瀬美智子)から受けた相談がきっかけで、暗雲に包まれていく。