朝倉海のUFCデビュー、俳優の福士蒼汰が紹介した超大物強力助っ人とは?
12月8日(日本時間)にラスベガスで行われる『UFC310』においてフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に挑む朝倉海(JTT)が、昨日12日、自身のYouTubeチャンネルで強力な助っ人がいることを明かした。 朝倉は、親交のある俳優の福士蒼汰から柔術家の石黒翔也(27=カルペディエム三田)を紹介されてパーソナルトレーナー契約を結び、グラップリングのテクニックが向上しているという。石黒はONEのグラップリングマッチで活躍し、今年5月にヒールフックで一本勝ちを奪い世界トップレベルを証明した。そんな石黒の強さとは? 【フォト&動画】朝倉海の助っ人・石黒翔也、ONEでヒールフック一本勝ちの瞬間! 石黒は全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト黒帯フェザー級優勝、ノーギ世界選手権3位の実績を持つ。今年3月にONEルンピニー大会でデビューし、寒河江寿泰に判定勝利。5月には『ONE Friday Fights 64』の139ポンド契約サブミッション・グラップリングにて、ブルーノ・アセベドに電光石火のヒールフックで極め一本勝ちを収めてファイトボーナスを獲得。9月にも丹羽飛龍に判定勝利してONE3連勝となっている。 今回の動画で朝倉は、今年7月中旬に親交のある俳優の福士蒼汰から「海に紹介したい人がいる」と言われ、石黒とつながったという驚きのエピソードを明かした。福士は石黒に柔術をパーソナルで習っていて、現在は青帯を取得しているレベルだという。朝倉は「打撃も一緒に練習していたことがあるので、あの人、試合をした方がいいですね」と興奮気味に語る場面も飛び出した。 ちなみに石黒はパントージャと体格がほぼ同じと言い、「グラップリングのスキルはパントージャより強い」と朝倉が全幅の信頼を寄せている。ただ石黒は「最初から海さんのグラップリングスキルは高くて、バックをとられて絞め落とされそうになりましたよ」と朝倉のグラップリングを称賛した。 パントージャ対策として石黒は、細かく分析し、シチュエーションごとの動きを指導。週2回JTTへ足を運び、ビリーコーチやエリーコーチとチームを組み、柔術視点、レスリング視点と多角的に話し合い、朝倉を強化しているそうだ。 朝倉は「最高のチーム」と心強く感じていて、石黒は「グラップリングだけでもパントージャといい勝負ができるレベルまで上がっています」と寝技技術の向上に太鼓判を押した。打撃が得意な朝倉は「逆にバックチョークで極めてやりますか。俺はテイクダウンさせないように戦っているから、寝技は未知数」とニヤリと笑うシーンもあった。 そして、セコンドには石黒が就くことも明かされ、兄の未来も含めて、ビリー、エリー、そして石黒が入り最強チームが結成された。石黒は「海さんがXで、“もう一人最強の人を連れてきた”と書いていたので、メラブの名前があがり、これちょっとヤバいぞと思っていました」とプレッシャーがかかっていたと明かした。 それを聞いた朝倉は「いやメラブが入ったら話題になるけど、勝率は変わらない。でも翔也さんが入ると勝率が上がる」と指導力の高さを評価していた。石黒は「僕の声が聞こえる時は寝技の展開になった時なので、できればその前に終わるのが一番」と打撃KOを期待していたが、朝倉は「僕がバックチョークを極めるかもしれないですよ」と返し笑顔に。 石黒は、朝倉の試合の1週間後にグラップリングのノーギ世界大会が同じラスベガスであるといい、最後はともに世界一になることを誓い合った。