ハンド安平、五輪前合宿 「富山の皆さんも一緒に戦って」 メンバー28日発表
パリ五輪ハンドボール男子日本代表候補の安平光佑選手(RKバルダル、氷見市出身)が26日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでの強化合宿に臨んだ。安平選手は7月1日に能登半島地震発生から半年となることに触れ「被災した方々のためにも頑張りたい。富山県民の皆さんも一緒に戦ってほしい」と語った。 安平選手は2日前に右足首を負傷し、26日はチーム練習には加わらず、ストレッチなど軽めのメニューで調整を行った。「調子が良ければ1日の強化試合から参加したい」と話した。 最終メンバーは28日に発表される。チームの司令塔である安平選手の代表入りは確実とされている。身長は172センチと小柄だが、スピードが持ち味で「特技である面白いプレー、速いプレーを見せたい」と意欲を示す。初戦のクロアチア戦に向けて「クロアチア戦が鍵になる。1点差でもいいから勝ってみんなで乗っていきたい」と力を込めた。 目標としていた欧州チャンピオンズリーグに日本人男子として初めて出場し、五輪は二つ目の夢の舞台。「ずっと出たいと思っていた。しっかり調整していきたい」と話した。