【センスあふれる古牧ゆかりさんの部屋づくり】部屋を楽しく!ともに暮らす“動物”たち
黒いロバや蜂は、たくさんの色が散りばめられた古牧さんの部屋で、凛と佇み存在感を放つ。「黒い服もあまり好きではないし、黒で統一されたようなモダンな空間も好みではないのですが、ポイントで黒を使うのは結構好き。60年代風のアイアンとラタンの組み合わせも好きなので、ラタンのスツールとアイアンのオブジェを組み合わせたりしてコーディネートを楽しんでいます」 どの動物のオブジェも職人の手仕事を感じさせるような温かみがある作品ばかりだが、何より、今にも動き出しそうな生き生きとした表情をしているのが印象的だ。 「ぬいぐるみが好きな方もいると思うんですが、私は子どもの頃からぬいぐるみにはシンパシーをあまり感じなくて。ぬいぐるみを抱きしめてぎゅーっとするというよりは、空間を楽しげに彩る存在として、一緒にいてくれるのが心地いいんです。みんなが私の暮らしの“おとも”です」 古牧ゆかり スタイリスト/ビジュアルディレクター。ファッション誌で活躍後、渡仏。パリに暮らす。帰国後『エル・ジャポン』のファッションエディターに。現在はフリーでファッション、インテリアのスタイリングや動画制作のビジュアルディレクションを手がける。本誌ファッション特集でも活躍中。 BY EMI ARITA