悪霊退散・五穀豊穣を願って鬼を射る「オビシャ」を熊野神社で実施
悪霊退散等を願って「鬼」と書かれた的を弓矢で射ぬく「オビシャ(御歩射)」で知られる「白酒祭」が2月7日、東京都北区の熊野神社(志茂4-19-1)で開催された。 「オビシャ」は、3本の矢を持った氏子総代らが8メートル離れた位置から的(直径1.8メートル)を狙い、1本目はわざと外して残りの矢を当てるよう狙う。命中すると鬼を退治したことになる。平成14年に北区指定無形民俗文化財に指定された。この日は静まり返った中、矢が鬼を仕留めると、約500名の来場者から歓声と拍手が上がった。 オビシャのほか、古くから地元に伝わる白酒作りの作業唄「白酒の唄」が神楽殿で披露され、甘酒と切り餅が来場者へ振る舞われた。