ヘリ遊覧でデモフライト 竹富町との連携協定で
国内でヘリ遊覧事業を展開するスペースアビエーション株式会社(本社・京都市、保田晃宏社長)は、航空機を活用した竹富町との連携協定締結に合わせ、11月30日午後、竹富町役場の職員やメディア関係者向けの試乗会が設けられた。 試乗会は、同社が今年4月から、石垣市内に構えた離着陸場「石垣島中央サンゴヘリポート」発で行われた。 使用機体は「Robinson R44」。客席は3席で、小さく軽量。生憎の雨天で、空は霧がかかっていたが、雨が止み始めると難なく出航した。 少々の風にも、機体は揺れることなく航行。出発からわずかで、市街地が展望でき、小型ヘリながら、スピードも申し分なかった。 旅客機にある客室の窓とは違い、機体が丸みを帯び、真下が見下ろせた。空からの景色は、八重山の田畑、市街地、美ら海のコントラストが広がっていた。 帰航中、雨がさらに強くなったが、機体は雨に負けず、水を切るように進んだ。 保田社長は、進学などで地元を去る前に、一度は子どもたちに乗ってほしいと語り「自分たちの生まれた島を見て、こんなにきれいなんだと感じてもらうとともに、誇りに思ってほしい」と利用を勧めた。