こっちのけんと、ミセス、風呂キャンセル界隈… 『10代女子が選ぶトレンドランキング』発表
ティーンのマーケティングやリサーチを行う『マイナビティーンズラボ』は「2024年10代女子が選ぶトレンドランキング」を発表した。本ランキングは、 2024年に流行した「ヒト・コト・モノ・コトバ・ウタ」の5ジャンルについて、13~19歳の女性609名を対象にアンケートの回答を集計したものだ。 【写真】こっちのけんと、ミセス、風呂キャンセル界隈… 部門別の『10代女子が選ぶトレンドランキング』一覧 ・ヒト部門(TOP3) 1位:Mrs. GREEN APPLE(37.4%) 2024年は5カ月連続でシングルをリリースするなど精力的な活動が続き、今回のランキングではヒト部門・ウタ部門の2冠を獲得。10代女子へのインタビューでは『ミセスの曲はいつも話題になる!』という声も多く、まさに彼女たちの”青春バンド”としての地位を確立している。 2位:こっちのけんと(17.1%) 俳優・菅田将暉の弟としても注目を集めるマルチクリエイター「こっちのけんと」が2位にランクイン。2024年5月に「はいよろこんで」をリリースすると、キャッチーなメロディーとその音楽に合わせて踊る「ギリギリダンス」がTikTokで流行し話題に。コト部門、ウタ部門でも3位を獲得し、10代女子のトレンドの中心となった。 3位:出口夏希(16.4%) 2024年上半期ランキング7位から一気に3位へと急上昇。10代女子が今最も注目している女優のひとり。4月にフジテレビ系連続ドラマ「ブルーモーメント」のヒロインや、8月には映画「赤羽骨子のボディガード」のヒロインを務め、話題となった。 ・コトバ部門(TOP3) 1位:おい、笑える(27.6%) 一般女性が偶然発した「おい、笑える」という感想を撮影した動画がSNSにアップされると、その言い回しや間の取り方が面白いと話題に。10代女子へのインタビューでは、『学校でなにか面白いことがあった時に「おい、笑える」と返す』といった声もあり、日常でも使うコトバとして流行っていた。 2位:風呂キャンセル界隈(26.8%) 文字通り、入浴・シャワーを浴びないということを意味する。面倒くさい、気力がないといったマインドから来ているコトバで、10代女子からは「友達との夜の電話で『もう遅くなったから風呂キャンセル界隈』などとふざけて話したりする」といった声もあった。 3位:ギリハッピー(24.8%) ヒップホップユニットのKOMOREBI(コモレビ)の曲である「GiriGiri」がTikTokの音源として流行した。サビのフレーズ「ギリ・ギリ・ギリハッピー」に合わせて踊る「ギリハピダンス」が10代女子の間で流行。やがて「ギリハッピー」というコトバとして普段使いするフレーズへと派生したようだ。 ・モノ部門(TOP3) 1位:サーティワン アイスクリーム「よくばりフェス」(33.3%) サーティワン アイスクリームが2024年5月に開催した期間限定のキャンペーン。好みのアイスクリームを3つ選べる「トリプルポップ」の購入者を対象に、プラス100円(1個につき)でスモールサイズよりやや小さいポップスクープサイズのフレーバーを最大7個まで追加でき、計10個のフレーバーを一度に購入できると話題になった。インタビューでは「友達とカラオケで分けて食べた」「期間中に4回行った」といった声も。 2位:焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ(31.0%) スターバックス コーヒーから毎年人気の焼き芋フラペチーノが、今年はカラメルソースを合わせた秋の新作として登場。インタビューでは」スターバックスの焼き芋フラペチーノは間違いない」「焼き芋が好きな子が多いから、毎年楽しみに待ってる人が結構いる」など、熱量の高いコメントもあった。 3位:丸亀うどーなつ(21.5%) 2024年6月から丸亀製麺の新商品として販売されているうどんから生まれたドーナツの「丸亀うどーなつ」。発売当時は「きび糖味」と「やみつきカレー味」の2種類で、おやつとしても軽食としても人気を集めた。気軽に入れる丸亀製麺でフラッと寄って買って食べられる手軽さと、もちもちとした食感が美味しいと、10代女子からも好評だった。 ・コト部門(TOP3) 1位:焼きポンデ作り(26.4%) ミスタードーナツの定番商品「ポン・デ・リング」をフライパンで焼くアレンジレシピ「焼きポンデ作り」。焼くだけという簡単なアレンジなのに、新たなポン・デ・リングの味わいが楽しめるとSNSを中心に話題となった。手軽に購入できて、自分たちでも試しやすいアレンジということもあり、10代女子の間でもSNS上で見て楽しむだけでなく、実際に試してみたという人も多かった。 2位:氷タンフル作り(23.6%) 韓国語でフルーツ飴を意味する「タンフル」が派生し、冷凍フルーツを氷水に入れるだけでアレンジになる「氷タンフル作り」が今年の夏SNSで話題となった。TikTokでは失敗しない作り方やパリッとした食感を伝えるASMR動画が多数投稿され、新感覚でヘルシーなスイーツとして反響を呼んでいた。 3位:ギリギリダンス(19.9%) ヒト部門2位にランクインした、こっちのけんとのシングル「はいよろこんで」のサビに合わせて踊る「ギリギリダンス」がコト部門としても3位にランクイン。TikTokでは多くのインフルエンサーがダンス動画をアップし、本人も「ME:I」や「Da-iCE」「NiziU」など様々なアーティストと一緒に踊ったコラボ動画を投稿すると100万再生を超えるなど反響が大きく、10代女子の間では知らないという人がいないほど話題となった。 ・ウタ部門(TOP3) 1位:「ライラック」Mrs. GREEN APPLE(32.3%) 「ライラック」は5カ月連続シングルリリースの第一弾としてリリースされた楽曲で、瞬く間にTikTokで拡散され話題になった。別で行った10代女子へのインタビューでは、その場にいたほぼ全員が流行った曲として挙げており、彼女たちが皆で口ずさむ姿が印象的だった。 2位:「Magnetic」ILLIT(22.7%) 今最も若年層からの注目度が高いK-POPアーティストの1組である「ILLIT(アイリット)」のデビュー曲。2024年3月にリリースされた楽曲にも関わらず、根強く10代女子に人気のようだ。YouTubeの公式MVは1.5億回(2024年10月時点)を記録し、SpotifyではK-POPガールグループのデビュー曲史上、最速で累計再生数1億回を突破。K-POPになじみのない層も「一度は聴いたことがある」と言うほどの大ヒットとなった。 3位:「はいよろこんで」こっちのけんと(21.3%) コト部門にランクインしている「ギリギリダンス」の音源として、10代女子の間で爆発的な人気を得た。一度聴いたら耳から離れなくなるメロディと、メッセージ性の強い歌詞も共感を呼び、YouTubeの公式MVビデオは1億回を突破している(2024年10月時点)。
リアルサウンド編集部