日本時代からのイチョウが見頃迎える 台湾・阿里山の慈雲寺
(嘉義中央社)南部・嘉義県の景勝地、阿里山森林遊楽区にある慈雲寺でイチョウが色づき、見頃を迎えている。イチョウは日本統治時代の1919(大正8)年に植えられたもの。寺の赤い屋根や白い雲に黄色の葉が映え、鮮やかなコントラストを生み出している。 同遊楽区を管轄する農業部(農業省)林業・自然保育署嘉義分署の李定忠副分署長は中央社の取材に対し、イチョウは6日の時点で9割が紅葉しており、観賞に最適な時期だと説明した。 李氏によればイチョウの他、鐘楼とカエデも同寺で人気の撮影スポット。暖冬の影響でカエデはまだ赤く色づく前だという。また李氏は、同遊楽区は冬に入ると色彩豊かな季節の本番を迎え、桜が咲く翌年3~4月まで楽しめると語った。 (蔡智明/編集:田中宏樹)