異例のFA加入!? 最下位球団に移籍したFA戦士(4)4年契約で“戦力外”に
ストーブリーグで大きな注目を集めるのが、FA市場だ。今オフは山﨑福也投手が争奪戦の末、北海道日本ハムファイターズへの移籍を決断した。リーグ優勝チームから最下位チームへの移籍となったが、同様の事例も少なくない。そこで今回は、リーグ覇者から最下位球団にFA移籍した歴代選手を紹介する。
成瀬善久
・投打:左投左打 ・身長/体重:180cm/87kg ・生年月日:1985年10月13日 ・経歴:横浜高 ・ドラフト:2003年ドラフト6巡目 2014年オフに最下位に沈んだ東京ヤクルトスワローズにFA移籍した成瀬善久。投手陣の救世主として期待されたが、移籍後は思うような活躍はできなかった。 2003年ドラフト6巡目で千葉ロッテマリーンズに入団。高卒3年目の2006年に一軍デビューすると、翌2017年は16勝1敗、勝率.941、防御率1.82の好成績で最優秀防御率、最高勝率の投手2冠に輝いた。 2009年からは4年連続で2桁勝利を記録するなど、エース左腕としてチームを支えた。 2014年は9勝11敗、防御率4.67と成績を落としたが、同年オフにFA権を行使し、ヤクルトに活躍の場を移した。 移籍初年度は開幕ローテーション入りも、14試合(79回1/3)の登板にとどまり、3勝8敗、防御率4.76と低調な結果に。翌2016年も3勝に終わるなど結果を残せないまま、2018年オフに戦力外通告を受けた。 翌2019年はオリックス・バファローズでプレーし、その後はBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスに所属している。
ベースボールチャンネル編集部