前川右京、阪神7年ぶりの「生え抜き高卒野手の規定打席到達」はなるか? 現在222打席、のこりは221打席!
阪神の前川 右京(智辯学園出身)がレギュラーを掴みつつある。2021年ドラフト4位で指名を受け、阪神に入団した前川は2年目の昨シーズン一軍デビュー。33試合に出場し打率.255(94-24)、0本塁打、7打点、OPS.676と高卒2年目にしては上々の成績を残した。 【一覧】直近の生え抜き高卒打者による規定打席到達 3年目の今シーズンは開幕一軍スタートだけでなく、開幕スタメンの座を勝ち取った。開幕戦では第1打席でヒットを放つ好スタート。その後はノイジーらと併用されながらのスタメン起用だったが、セ・パ交流戦以降はほぼスタメン出場を続けている。4番に座ることこそないものの、3番や5番も任されており岡田 彰布監督の信頼も厚い。 7月19日終了時点での成績を見ると70試合の出場で打率.266(199-53)、2本塁打、22打点、OPS.694。規定打席に到達していないが、及第点以上の成績を残している。 前川はここまで222打席に立っており、規定打席までは残り221打席必要だ。阪神は56試合を残しており、1試合3.95打席、すなわち4打席立ち続ければ初めて規定打席に到達することとなる。 阪神の生え抜き高卒選手で規定打席に到達した選手は2017年の中谷 将大(福岡工大城東出身)まで遡る。2018年から2023年までの6シーズンに渡って、生え抜き高卒選手の規定打席到達者は1人もいなかった。ちなみに他11球団はこの期間中に少なくとも1人は生え抜き高卒選手が規定打席に到達している。 はたして前川は、後半戦も同様にスタメンを勝ち取り、球団にとって久しぶりとなる生え抜き高卒打者による規定打席到達となるだろうか。
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