パンツェッタ・ジローラモが収穫体験 兵庫県淡路島でパソナ農援隊と “収穫祭” に参加!伝統的な稲刈りに挑戦
コンバインなど農業機械が普及する前の伝統的な方法で収穫体験
「きまぐれクック」 や 「へんな魚おじさん」 など、食系YouTuberが数多く所属し、SNSの発信力を活かし一次産業の活性化を目指しているインフルエンサー・クリエイターの所属事務所 Carry On は、協定を結んでいるパソナ農援隊ならびにモデル兼タレントのパンツェッタ・ジローラモと一緒に、2024年10月25日(金)、26日(土)の2日間、兵庫県淡路島でこの春に植えたお米の収穫を行う 「収穫祭」 を行った。 ジローラモも参加し、春に行われた 「田植え祭」 から、数ヶ月を経て台風やイノシシの侵入などにも負けずに力強い立派な稲に成長した稲の収穫。今回の収穫は、コンバインなどの農業機械が普及する以前の伝統的な方法で、「鋸鎌」 を使った手作業での稲刈りが行われた。 これは田んぼの表面から5~6cmほど上の稲を刈り、右手に鋸鎌を持ち左手で稲株をしっかり握りながら順に刈り取り移動していく 「一手刈り」 と呼ばれる方法で、しゃがんだり立ち上がったりと、身体に適度な負荷がかかるものだったが、ジローラモも率先して稲を刈り、参加した人たちも楽しそうに稲刈りを体験していた。
天日(太陽光線) と自然風によって乾燥させる「稲架掛け(はさがけ)」
収穫した 「一手刈り」 は、もう1つ作り 「二手刈り」 で一把 (いちわ) とし、藁などで束ね一束にまとめていく作業が必要だ。最初は慣れない手つきだった参加者も、作業を重ねるにつれ、上手に束ねることができるようになった。 次に、束ねた稲を、棒などに掛けて約2週間、天日(太陽光線) と自然風によって乾燥させる「稲架掛け(はさがけ)」 という工程に移る。その後2週間を目安に稲架から外し、脱穀、もみすり、そして精米の工程を経てお米が完成する。
伝統的な稲架掛けだから得られるメリット
昔ながらの伝統的な工程である稲架掛けだが、手間をかける分さまざまなメリットもある。まずは挙げられるのがお米自体の美味しさ。お米は長い期間をかけてじっくりと乾燥させることで 「後熟」 と 「アミノ酸の増加」 の2つの反応が発生し、お米の美味しさがより引き出されると言われている。「後熟」 とは、収穫した作物を数日間放置することで呼吸による化学変化を起こさせる方法のことをいい、お米を後熟させるとうま味と香りが向上し、より美味しく感じられるようになるという。 また、作物は乾燥させることでうま味成分のもとであるアミノ酸が増加することもわかっており、お米も同じくアミノ酸が増加するため、じっくりと長い期間を掛けて乾燥させることで、うま味成分を感じやすくなるとのこと。 さらに高温で勢いよく乾燥させる機械乾燥では、急激な温度変化や激しく加えられる刺激により、粒の形が変形してしまったり、また本来の味が損なわれてしまったりする可能性もあるほか、当然だが電気やガスを使用しないため、環境への影響を抑えることにも繋がる。 また今回は、収穫が終わった後の田んぼの一部に玉ねぎが植えられた。玉ねぎは次の田植えをする時期に収穫できるという。お米を作ったり、玉ねぎを栽培したりと時期によって違う作物を栽培することも農家の面白さのひとつだろう。 今回の収穫祭には、若い世代や海外からの参加者が多く、はじめての稲刈り体験ということもあり、最初は鋸鎌をうまく扱えるか不安そうな表情が見られたが、いざ稲刈りを始めると、次第に楽しそうな表情で収穫を進めていた。 参加者からも、「普段自分たちが食べているお米がスーパーに並ぶまでの大変さ」 や 「農家さんのご苦労を身に染みて感じた」 といった声が数多く上がり、Carry On は、今回の収穫祭の実施にあたり、 「食に対する意識の変化に繋がるきっかけとなれたことを嬉しく思います。普段はなかなか体験する機会が少ない農業ですが、今後も多くの方に農業の楽しさを知っていただき、また “自分の身体の資本である食” に対して意識を向けてもらえるよう、引き続き取り組んで参ります。」 とコメントを寄せている。 パンツェッタ・ジローラモ Instagram https://www.instagram.com/girolamo.me/ ジローラモのジローちゃんねる Panzetta Girolamo. (YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCq9U45AQ5jW_XTdlB77BYYw Carry On https://carry0n.co.jp/
文・写真:Carry On提供 編集:カトウワタル(FINDERS編集部)