ABCテレビの新人・大石紗椰アナ、兄がお笑い芸人「いつか共演を」
大阪・ABCテレビに今年4月に入社した新人アナウンサー、大石紗椰(さや)と中村想人(そうと)が17日、大阪市福島区の同局で、19日の「初鳴き」(ストレートニュースデビュー)を前にお披露目取材会に出席した。 大石アナは東京都狛江市出身で、青山学院大学卒。愛称は「さや姉」ととともに「どすこい」も。「小学生の時のあだ名。毎日、給食のおかわりじゃんけんをしていたら、いつの間にかこのあだ名が。覚えていただけたらうれしいです。本当にこれからのアナウンサー人生、強気に“どすん”と頑張ります」と初々しく話した。 発声、発音の基礎から、緊急時の報道対応を含めて約1か月半の研修をで特訓を積み、デビュー日はABCテレビ「おはよう朝日です」(月~金曜・前5時)、ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月~金曜・前6時30分)、の出演をへて、ABCラジオニュースで初鳴きする。「甘えることなく『ABCといえば大石』と言っていただけるような存在になれるように臨みます。まさに『憧れるのをやめましょう』ですね」と、昨年のWBC決勝で、大谷翔平が仲間を鼓舞した名文句で所信表明した。 兄は吉本興業で芸歴4年目のお笑いコンビ「鬼ぷりん」の長身189センチの大石。アナウンサーには高校3年の頃に憧れたものの「正直、なれるわけがない」とあきらめ気味だったが、「(兄の)売れっ子芸人になるっていう狭き門にチャレンジしている姿を見て、私も」と兄の存在が後押しに。ニュースデビューをLINEで報告し、「いつか共演しよう」と誓い合った。「ABCといえば『ABCお笑いグランプリ』『M―1グランプリ』。兄はまだネタがうまくいっていないけど、きょうだいともに頑張りたい」と夢をはせた。 趣味はお笑い鑑賞とともに、「アニメを見て名言をメモすること」。ABCでは澤田有也佳アナが、同局制作の「プリキュア」シリーズの映画版で声優を担当したが「チャレンジしたい」と目を輝かせた。 会見には研修を担当した桂紗綾アナが同席。「大石アナウンサーはユーモアもあって、自虐で笑いを取るということを知っている。関西になじみやすいようなキャラクター。入社前から結構ニュースも上手で、もうベテランに近いんちゃうかな?っていうぐらい」と褒めていた。
報知新聞社