通常の6倍もの風洞実験を行い、完成した究極の空力ボディ
【1994年式 トヨタ セルシオ C仕様】 サスペンションは、正確で優れたハンドリングや抜群の直進安定性、高級車にふさわしい乗り心地などを実現するため、4輪ダブルウイッシュボーンが採用された。 【画像19枚】ベージュメタリックトーニングGは後期から設定され、B仕様以上で選択可能。ブロンズガラスとアイボリー内装の組み合わせのみで、このカラーでは必然的に本革内装となる。運転席後部に置かれているのはオプションのVHSビデオデッキ。ただし、運転席背面に吊るすのが本来のスタイルらしい 優れた空力特性も、高速での走行安定性や静粛性に大きく寄与する。ボディは可能な限りフラッシュサーフェス化し、床下はフラットにするだけでなく、大型エンジンカバーやフロントタイヤ前部のスパッツ、マフラーやリアサスアームにはフェアリングを装備するなど、徹底的に空気の流れを計算。 そして、通常の6倍もの回数の風洞実験を行い、究極の空力ボディが完成したというわけだ。 1994年式 トヨタ セルシオ C仕様(UCF11) 全長×全幅×全高(mm) 4995×1830×1410 ホイールベース(mm) 2815 トレッド(mm) 1565(前後とも) 車両重量(kg) 1790 エンジン型式 1UZ-FE型 エンジン種類 V型8気筒DOHC 総排気量(cc) 3968 ボア×ストローク(mm) 87.5×82.5 圧縮比10.0:1 最高出力(ps/rpm) 260/5400 最大トルク(kg-m/rpm) 36.0/4600 変速比 1速2.531/2速1.531/3速1.000/ 4速0.705/後退1.880 最終減速比 3.916 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも) ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 225/60R16(前後とも) 発売当時価格 580万円 初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部