書き損じなどの古い「年賀はがき」は新しいものに交換できる?手数料はかかる?
年始に年賀状を受け取ったり送ったりする方もいらっしゃるでしょう。 書き損じや返信に備え、多めに年賀はがきを用意しておく方も多いのではないでしょうか。しかし年賀はがきが余ってしまった場合、翌年以降は使用できないため使い道に困ってしまうでしょう。 今回は、古い年賀はがきを新しいはがきへ交換できるのかどうか、また古い年賀はがきのその他の活用法について解説します。余ってしまった年賀はがきの活用法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
古い年賀はがきと交換が可能なもの
古い年賀はがきは、次の年の新しい年賀はがきへ交換することはできません(当年の年賀はがきが販売されている期間は除く)。 しかし郵便局の窓口にて、通常のはがき・切手・郵便書簡(ミニレター)・特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)などへの交換が可能です。 ただし交換の際は、手数料が1枚あたり少なくとも5円かかります。交換できるものについて確認し、使用頻度の高いものと交換するとよいでしょう。 また郵便局へ持参する際、年賀はがきの料額印面(はがきの金額が記載されている部分)が汚れていたり、毀損(きそん)したりしている場合は無効となり交換ができません。汚れや毀損がないか確認してから持っていきましょう。
はがきや切手などの交換以外の活用方法もある
郵便局で普通はがきや切手などと交換する以外にも、ほかの店舗で交換したり寄付したりすることもできます。 ■金券ショップで現金に換える 金券ショップでは、古い年賀はがきを現金で買い取ってくれる場合があります。 ただし書き損じは対象とならず、未使用のはがきのみ買い取れる場合がほとんどです。買い取りを希望する場合は、買い取り条件について金券ショップにあらかじめ確認しておきましょう。また、買い取り価格は金券ショップにもよりますが、およそ35円前後で買い取ってくれるお店が多いようです。 ■公益法人やNPO法人に寄付する 古い年賀はがきを公益法人、NPO法人など様々な団体に寄付することもできます。 主な寄付先は以下の例があります。 ●チャイルド・ファンド・ジャパン ●日本ユネスコ協会連盟 ●日本盲導犬協会 ●日本点字図書館 寄付された古い年賀はがきは、団体や法人が換金し、外国の子どもたちへ鉛筆を送る支援や法人の活動にかかわる通信費などに活用されます。 ただし寄付をする際は下記の条件があるため、古い年賀はがきの状態を確認してから送りましょう。 ●投函(とうかん)していない ●料額印面が汚れていない ●私製はがきではない
古い年賀はがきは交換や寄付で再活用できる
余らせてしまった古い年賀はがきは、通常はがきまたは切手などへ交換、さらに現金に換えたり寄付をしたりできます。 しかし、手数料が発生したり未使用品のみが持ち込めたりするため、交換する際には古い年賀はがきの状態をよく確認しておくことも重要です。棚に眠ったままの古い年賀はがきがないか、この機会にぜひ確認してみましょう。 出典 日本郵便株式会社Webサイト 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部