【UFC】マカチェフが“チョーク”一本勝ちでV3達成!敗者のポイエーは引退の可能性を示唆
WME-IMG 総合格闘技イベント『UFC 302』 2024年6月2日(日本時間)米ニュージャージー州ニューアーク ▼UFC ライト級タイトルマッチ ○イスラム・マカチェフ(ロシア/王者) 一本 5R2分42秒 ※ダースチョーク ●ダスティン・ポイエー(米国/挑戦者) ※マカチェフが3度目の防衛に成功 【動画】マカチェフがダースチョーク一本勝ちの瞬間! マカチェフは元UFCライト級世界王者ハビブ・ヌルマゴメドフの親友。高いテイクダウン能力とグラウンドワークで、25勝のうち16フィニッシュ(5KO・11一本)を誇る。22年10月の王座決定戦でチャールズ・オリベイラに一本勝ちし新王者に輝くと、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに2連勝し2度の防衛に成功した。 対するポイエーは元同級暫定王者。21年にコナー・マクレガーに2勝しその勢いで王座獲得に挑戦するも、当時の王者チャールズ・オリベイラに一本負けで失敗。過去3試合はジャスティン・ゲイジーにKO負けも、マイケル・チャンドラー、ブノワ・サン=デニにフィニッシュ勝利し勢いに乗っている。 1R開始すぐ、マカチェフが左右のパンチ連打からすかさずタックルし、ケージ際でテイクダウン成功。ハーフの位置からパウンドを連打すると、一気にアームロック!ポイエーは辛うじてディフェンスするが、マカチェフは流れる様に体勢を変えバックテイク。4の字ロックの状態でパウンドを当てる。ポイエーは殴られても、首を取られないように必死のディフェンス。 2R、ポイエーのカーフキックをキャッチし、マカチェフがタックル、テイクダウンを狙うも、ポイエーは立ち上がり、ピンチを回避。スタンドの攻防、ポイエーのジャブ、ワンツーでマカチェフが下がる場面も。終盤、マカチェフがテイクダウンを奪い印象を残す。 3R開始すぐ、マカチェフが首相撲から顔面ヒザ蹴りをヒット。さらに組みつきポイエーをケージに押し込むと素早くバックテイク。体勢を変えマウントを奪取すると、一気にアームバー!しかしこれはポイエーが腕を抜き対処。マカチェフのジャブでポイエーの鼻から出血が。ポイエーが左目を触りながら気にする場面も。 4Rは一進一退のスタンドの攻防から、再びマカチェフが背後を取るが、ポイエーがスイッチしピンチを脱出。ポイエーのヒジがヒットし、マカチェフの額が割れ流血。 最終5R、スタンドの攻防から、マカチェフがシングルレッグ、ポイエーを倒すと、ギロチンチョークからダースチョーク! これがガッチリと極まり、ポイエーがタップ。 マカチェフが一本勝ちで3度目の防衛に成功。連勝記録を14に伸ばした。 マカチェフは勝利マイクで、上の階級のウェルター級を目指し2階級制覇挑戦をアピール。敗者のポイエーはこの試合を最後にする可能性があると、引退を示唆した。