“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン、「愛してます」のデンマーク語をファンにレクチャー<東京コミコン>
「東京コミックコンベンション2023」(以下「東京コミコン2023」)が12月9日に千葉・幕張メッセで開催され、マッツ・ミケルセンがセレブ・ステージに登場。「愛してます」のデンマーク語をファンにレクチャーする場面があった。 【写真】「面白いものができます」と、“考える人”のポーズを披露するマッツ・ミケルセン ■カンバーバッチと再会「今回は対決しませんでした(笑)」 「ドクター・ストレンジ」「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」など、多くの作品に出演している“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。 5月の「大阪コミコン2023」に続いて「東京コミコン2023」にも出演したことについて「それは日本のファンを気に入ったからですか?」と聞かれると、「もちろんそうです」と答えた。そして、「ファンの方と同様に、日本の食べ物も気に入りました」と言って、すしや神戸牛が好きだと明かした。「日本の食べ物は全部好きで、どのお店に入ってもいつも満足させてもらっています」と笑顔を見せた。 “食”に関連して、「日本は『ハンニバル』のファンが多いのですが、どうして人肉を食べるようなキャラクターが好きなのか不思議です(笑)。でも、確かに面白いキャラクターですよね」とも語った。 「ドクター・ストレンジ」で共演したベネディクト・カンバーバッチと「東京コミコン2023」で再会した気持ちを聞かれると、「ベネディクトとは昨日会いました。とても素晴らしい俳優で、人としても素晴らしいので『ドクター・ストレンジ』で共演できて本当に光栄です。映画では魔法対決をしましたが、彼は今鍛えていて、私は鍛えてないので今回は対決しませんでした(笑)」とジョークを飛ばし、会場を和ませた。 ■セクシーでダンディーなポーズを求められ… ファンからの「ダンディーでセクシーですが、生まれた時からすてきなんですか? それとも何か心掛けていることがあるんですか?」という質問には、「あまり意識してないけど、最近少し服装に気を使うようになりました。今日はちょっと違いますが、ラッキーなことにカジュアルな服装が似合っているのかもしれません」と、服装への意識が高まったと明かした。 MCから「座った状態で、マッツさんが思うダンディーでセクシーなポーズを」というむちゃぶりを受けると、「それよりももっと面白いものができます」と言って、ロダンの彫刻“考える人”のポーズを披露し、会場から大きな歓声と拍手が起こった。 マッツ・ミケルセンの兄で同じく俳優のラース・ミケルセンのファンでもあるという人からの「最近、お兄さんとはどんな会話をしましたか?」という質問に、「ラースとの関心事はスポーツなんです。最近話したのは、デンマークの女子ハンドボールのチームが日本と戦って負けたこと。かなりビックリしたんですけど、日本のチームはすごいねって」と明かした。 「スター・ウォーズ」やマーベル作品、「007」シリーズなどに出演しているミケルセン。今後どんな作品に出てみたいかを聞かれると、「最近思っているのはゾンビ映画。リアルホラーものやカンフーものなどはこれまでに出たことがないので、年を取り過ぎないうちに出てみたい」と回答。 「マッツさんにデンマーク語で“愛してます”を伝えたいのですが、何と言ったらいいですか?」というファンからの質問には、「『Jeg elsker dig』と自らレクチャーし、それを会場のファンが復唱するという場面も。 イベントの最後にもあらためて「Jeg elsker dig」と伝えられると、胸に手を当てて日本語で「ありがとう」とお礼の気持ちを述べ、会場のファンに手を振って、指ハート、投げキスなど、たっぷりサービスしてステージを後にした。 ■「東京コミコン」とは 「コミコン」とは「コミックコンベンション」の略。1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてアメリカで開催されたイベントが原点で、漫画を中心としたポップカルチャーの祭典。 日本では2016年に「東京コミコン 2016」として初開催。第1回から毎年、海外の有名俳優や著名アーティストとのコミュニケーション、映画で使用されたプロップ(小道具)の展示・撮影、コスプレイヤー同士の交流の場などを設け、過去には東京コミコンの永久名誉親善大使スタン・リーや、クリス・ヘムズワース、オーランド・ブルームなど、多彩なセレブゲストが登場している。 2023年は12月8日(金)~10日(日)の3日間、千葉・幕張メッセにて開催される。マッツ・ミケルセンがベネディクト・カンバーバッチと共演した「ドクター・ストレンジ」はディズニープラスで配信中。 ◆取材・文=田中隆信